昨年生保の不払いが大きく報じられた。生保各社の保険金不払いは、100万件を超え、910億円にものぼる。契約者を軽視した行為に強い憤りを感じる。
なぜこのように不払いが以上に多いのは、保険会社が保険金を支払わなくてはいけないと分かっていても、契約者から請求がないと支払わないためである。
さらに生保各社は少しでも高額な商品をつくりだすことに力を入れ、必要以上に複雑な特約を盛り込んでいるため契約者がその内容を理解できず請求しないままにしているためでもある。
生命保険に詳しい専門家は、日本の保険は国際的に見て割高であり、主契約より特約が多すぎて複雑になりすぎ、ほとんどの契約者が保険金をもらえる状況を把握できていないと指摘している。
また、保険料を滞納して契約が失効した場合には、積み立てた保険料の一部が返金される「失効返戻金」という契約条項があるが、解約手続きが取られないまま放置され、不払いになっているケースが大量に見つかっていることが分かった。
契約失効から3年経過すると、契約者は返戻金を受け取る権利を失うため、保険会社では葉書で手続きをするよう案内を出していると言うが、おそらく葉書を見ていない人は多いものと思われる。一回葉書を出してすぐに失効扱いにするのはあまりにも不親切な行為である。
保険会社は、いかにしたら保険金を支払わないですむかを考えているとしか思えない行為の数々である。主要都市の駅前に大きなビルを持ち、一方では契約者とのトラブルを引き起こしている生保のあり方が浮き彫りになってきた。
昨年、これらのことが新聞やテレビで盛んに報じられたため、解約や新規家約が激減し、2008年3月期の決算で主要12社中10社が減益で12社合計では11.6%の減益となった。
ただ、新契約から受け取る保険料を一年分にならした年換算保険料は、12社中一社を除いた11社がマイナスだが、その一社は外資系である。
なぜこのように不払いが以上に多いのは、保険会社が保険金を支払わなくてはいけないと分かっていても、契約者から請求がないと支払わないためである。
さらに生保各社は少しでも高額な商品をつくりだすことに力を入れ、必要以上に複雑な特約を盛り込んでいるため契約者がその内容を理解できず請求しないままにしているためでもある。
生命保険に詳しい専門家は、日本の保険は国際的に見て割高であり、主契約より特約が多すぎて複雑になりすぎ、ほとんどの契約者が保険金をもらえる状況を把握できていないと指摘している。
また、保険料を滞納して契約が失効した場合には、積み立てた保険料の一部が返金される「失効返戻金」という契約条項があるが、解約手続きが取られないまま放置され、不払いになっているケースが大量に見つかっていることが分かった。
契約失効から3年経過すると、契約者は返戻金を受け取る権利を失うため、保険会社では葉書で手続きをするよう案内を出していると言うが、おそらく葉書を見ていない人は多いものと思われる。一回葉書を出してすぐに失効扱いにするのはあまりにも不親切な行為である。
保険会社は、いかにしたら保険金を支払わないですむかを考えているとしか思えない行為の数々である。主要都市の駅前に大きなビルを持ち、一方では契約者とのトラブルを引き起こしている生保のあり方が浮き彫りになってきた。
昨年、これらのことが新聞やテレビで盛んに報じられたため、解約や新規家約が激減し、2008年3月期の決算で主要12社中10社が減益で12社合計では11.6%の減益となった。
ただ、新契約から受け取る保険料を一年分にならした年換算保険料は、12社中一社を除いた11社がマイナスだが、その一社は外資系である。